まず右手の指の腹に次のように名前を割り振りましょう。
次に、その年の毎月のついたちの曜日がどこにあるか指の上で覚えます。
たとえば2021年でしたら1月1日は金曜日ですから中指の中段の節にあたります。同様に十二ヶ月の配置は次のようになります。
月の配置
語呂合わせで中指の中段から順に「囲碁は付録よ」と覚えましょう。あるいは「十五夜にロックよ」もいいですね。
1,10月が同じ、2,3,11月が同じ、9,12月が同じ、4,7月が同じなのも何とか覚えて下さい。(覚え方の語呂合わせ)
これで2021年の指カレンダーの出来上がりです。
では早速試してみましょう。2021年の10月7日は何曜日でしょう。
まず10月の位置(中指の中段)に親指の先を当てて1と唱え、次へ順に2,3,4,5,6,7と進めると、
計算
中指の上段まで来ました。
これが答え(木曜日)です。
では11月11日は何曜日でしょうか。
まず11月の位置(人差し指上段)に親指の先を当てて1、次へ順に2,3,4,5,6,7,8,9,10,11と進めると、
計算
中指の上段まで来ました。
この日も木曜日なのですね。
以上簡単にまとめると、
●その年の月の配置を覚える。 その年の1月1日の曜日を知る表
語呂合わせは
平年なら「囲碁は付録よ」。「十五夜にロックよ」でもよい。
●使い方は
目的の月の位置を始まりとして目的の日付まで数えると目的の曜日になる。
参考:翌年の曜日を知るには、上記のように求めた後
1.今年が平年で翌年も平年のときは 今年の曜日より一つ進める。
2.今年が平年で翌年が閏年のときは 1,2月については今年の曜日より一つ、3〜12月については二つ進める。
3.今年が閏年で翌年が平年の場合は 1,2月については今年の曜日より二つ、3〜12月については一つ進める。
予習として他の年を見ておきましょう。
たとえば2023年の月の配置は、2021から平年のみで2年後ですから2つ進めて、次のようになります。
注意点として閏年がらみの場合を見ましょう。
だいぶ先ですが2044年を例に取ると、1月1日の曜日を知る表参照で金曜(中指の中段)からスタートすることが
判りますが、この年は閏年なので配置の細部が変わって次のようになります。
2044年の月の配置
閏年の配置の覚え方は
「いとこ兄さん向く」。あるいは「移住後に寒く」とするとよいでしょう。
閏年の次の年は2つずれることに気を付け、平年用の「囲碁は付録よ」とします。
2045年の月の配置
指カレンダーの基本となる考え方は暗算カレンダーをご覧ください。
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